相続財産調査を弁護士に依頼するメリットとは
相続財産調査とは、遺産分割協議や相続放棄の判断などを行うのに必要な調査です。
相続財産調査は自分で行う方もいますが、弁護士に依頼するメリットにはどのようなものがあるのか解説します。
相続財産調査とは
相続財産調査とは、どういった相続財産があるのか調べるための調査です。
相続財産調査が完了しないと遺産分割協議が始められず、後から漏れが見つかると遺産分割協議をやり直さなければなりません。
そのため、しっかりと確実な調査を行い、具体的な財産内容を特定する必要があります。
相続財産調査を弁護士に依頼するメリット
相続財産調査を弁護士に依頼すると、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきます。
相続財産を漏れなく調べられる
相続財産調査を相続人が自ら行う場合、不慣れなため漏れが生じやすくなります。
弁護士は相続財産調査に必要な法務・税務に関わる全般的な権限を持っており、自分たちで調査を行うよりはるかに財産調査をスムーズに、漏れなく調べることが可能です。
相続財産調査の手間と労力を省ける
相続財産調査を自分たちで行おうと思うと、大変な時間と労力がかかることがほとんどです。
その点、弁護士に一任すれば全く手間がかかりません。
また、調査終了後には弁護士が相続財産をわかりやすく一覧表を作成してくれます。
相続人はその一覧をもとに、遺産分割協議をスムーズに進めることができます。
遺産相続手続き全般をまとめて任せられる
遺産相続する場合、相続財産調査以外にもいろいろなことをしなければなりません。
遺産相続する場合にしなければならないことには、以下のようなものがあります。
- 相続人調査
- 遺産分割協議
- 不動産の名義変更
- 預貯金の払い戻し
- 車や株式などの名義変更
- 相続放棄の検討(場合によっては実行)
- 遺留分侵害額請求の検討や対応
弁護士であれば、上記のような遺産相続手続き全般を丸ごと依頼できます。
また、遺産整理業務から遺産(相続財産)分割に関わるトラブルの対応、調停や裁判まで幅広く対応可能できる点も安心材料です。
まとめ
相続人自らが相続に関する手続きをしようと思うと、膨大な手間と労力が必要な上、漏れがあった場合には遺産分割協議のやり直しが必要になります。
その点、弁護士に一任すれば、手間なく確実な調査が可能です。
相続財産調査は、スムーズに遺産分割協議を行い後々のトラブルを避けるためにも、弁護士へ依頼することをおすすめします。